マーケットという経済の最前線の仕事に携わっていると、経済も「生き物」であり、人生そのものであるという事を痛感します。身近な例を挙げると、幾ら企業が大きく成長し、株価が勢いよく上昇していても一本調子で上昇し続ける株はありません。時の流れの中で、例外なく上昇と下降を交互に繰り返す株価推移を呈します。「陰極まれば陽と成し、陽極まれば陰と成す」。経済も人間と同様なんですね。科学的に証明する事はなかなか難しいかもしれませんが、バイオリズムともいうべきサイクルが確実に存在するのです。どんなに優秀なファンドの運用担当者であっても、財務状況や業績判断だけで特定の銘柄を単純に所有し続けるということはありません。下降期は必然と考え、下降期を予測し、それを回避するために適切と思われる売買行動を行います。
企業も人間も不可避的な運気の下降期こそあれ、大きな流れとして右肩上がりであって欲しいものです。しかしながら、今後の日本経済は一時的な上昇期こそあれ確実に右肩下がりとなるだろうことは容易に想像がつきます。
人口構成比や投票率から算出される選挙の得票数目当ての愚かな政策方針。既得権益にすがり、ひたすら新興企業の成長を阻もうとする大企業。新たなビジネスモデルを構築すると、ことごとくそれに規制の網をかける行政。もはやそれを守るべき国民が理解する事が不可能であるほど複雑に入り組み、今もなお増殖し続ける無数の無駄な法律群。その理由を挙げればきりがありません。世紀の大発見でもない限り、あと10年もすれば日本は確実にデフォルト(破綻)の危機に直面する事になるでしょう。10年もかからないかもしれません。
現在の日本社会は、経済ばかりでなく、そこに住む私たちの心にも大きな影を落としています。激増する「うつ」人口、高水準で推移し一向に減少する気配のみられない自殺者数、独居老人の孤独死問題、わが子に対する虐待等々。
このような現代においても生きていかねばならないからこそ、いにしえの思想にもう一度目を向け、いにしえの思想が教える崇高な精神をすこしでも取り戻し、人々の信頼関係や大自然とのかかわり方について、積極的に考えてゆく姿勢が重要なのではないでしょうか。
このサイトは「恋愛」をテーマとした「占い」を通じ、特に意識することなく古代の思想に触れることによって、自分自身を改めて見つめなおす機会を提供する事になればと思い開設しましたが、人々の抱える悩みはなにも恋愛だけではありません。会社・学校・家庭における人間関係や、金銭的・経済的な問題、病気、自身の身体的・精神的な悩みなど多種多様です。これら諸問題の中には当然のことながら、思想哲理によって直接的な解決を導くことができないものもたくさん存在します。
しかし、何千年も前から脈々と受け継がれてきた思想哲学は、現代においてもさまざまな悩みや諸問題を解決する糸口を確実に提供してくれるものと確信していますし、その精神に基づいて実践される「占い」による教示が何の意味も持たないとは決して思いません。
「故きを温ねて新しきを知る」、この言葉の意味を改めて再認識させられる次第です。 |